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2007年11月16日 (金)

小太りデーモン

京浜急行は、終電近くになると泉岳寺駅始発の電車があります。

勤め先が泉岳寺の私を、ちょっと遠い私の家の最寄駅まで

その始発電車は連れて行ってくれます。

始発電車なので当然座れます。

大げさ言えば遅くに帰る自分へのご褒美的な電車です。

 

そう、まさに今日もその始発電車で帰ってきました。

 

しかし、その憩いの電車に、

今日は小太りの悪魔が現れたのです。

 

小太りの悪魔、小太りデーモンはほろ酔いのようでした。

泉岳寺駅で私の隣に腰掛けた小太りデーモンは、

案の定居眠りを始めます。

そして、

半ば予想はしていましたが、

私の方に寄りかかってくるのです。

 

別に、私、

おっさんに寄りかかられて嫌だとか、

あまりそういうことは気にしません。

 

しかし、今日は条件が悪かったのです。

 

①夜遅くまで気張った結果、肩がとても凝っていた

②小太りデーモンの肩がちょうど私の二の腕に食い込む位置関係

③小太りだけに、かなり重い

④端っこに腰掛けていたため、自由度が低い

 

以上の条件から、

ものの10分もしないうちに

腕が、しびしびしび

 

仕方がありません。

私は上半身をやや前かがみにし、

小太りデーモンの圧力を背中の後ろに逃がすことにしました。

 

すると、小太りデーモン、

今までつっかえ棒になっていた私の二の腕を失い

ゆらゆらと揺れはじめます。

 

どうなるんだろうと思って見ていたら、

なんと、

小太りデーモンもやや前かがみ気味になり、

今度は頭を私の二の腕にゴリリと押し付け

安定状態になったじゃありませんか。

 

いや、

困ります。

 

肩ほどじゃぁありませんが、頭だって十分重いんですけど。

すでにしびれ気味の二の腕が、更にしびしびしびしび

 

弱り果てた私は、再度上半身を完全に起こし、

今度は私の前側に小太りデーモンの圧力を逃がそうとします。

 

すると、小太りデーモンは

再びゆらゆら揺れ始め、

再び私の二の腕に肩をゴリリリと押し付け、

安定。

 

腕、しびしびしびしびしび

 

(自然界の法則よれば、物質は必ず安定的な方向に状態を変えるらしい)

(きっと、大気中の漂う電子が、どこかの原子核の準位に捕われる動きもこんな感じなんだろう)

と、訳の分からないことを考えながら耐える私。 

 

腕、しび。

 

結局小太りデーモンは、

私が降りる直前の駅で

すっきりした表情で降りていきました。

 

大人として、私の判断は正しかったのか、

それとも、やんわりたしなめるのが正しかったのか…。

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コメント

はねっかえしてしまいましょう。
私は座り直したり肩で押し返したりしてしまう派です。


やんわりではなく、ビシっと!


・・・そのうち逆側に安定を求めていってくれますよ。

投稿: うみ | 2007年11月18日 (日) 17時35分

そういうとこ、しっかりしてそうだなぁ。。

しかし、自分が寝ているときのことも思い起こすとなかなか強気に出れなかったりもします笑

投稿: おーの | 2007年11月21日 (水) 23時21分

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